予防接種・抗体検査

予防接種

  • 予防接種は予約制となっておりますので、ご希望の方はお電話にて予約をお願い致します。
    (インフルエンザワクチンのみ、10月よりインターネット予約が利用できます)
  • 予約後日程変更は可能ですが、原則キャンセルはできかねますのでご了承ください。
  • 検査・後日結果説明に関する診察料は無料です。検査結果用紙は無料でお渡しします。
  • 企業・学校等に書類提出が必要な方は別途診断書料2,000円(税込)を頂戴しております。

大阪市・公費助成対象者に関しましては、大阪市のホームページをご確認ください。

  • インフルエンザウイルス感染症

    インフルエンザウイルスに感染すると、一般的な「かぜ」に比べ全身の症状が強く、
    特に高齢者・基礎疾患のある方・小児では「インフルエンザ肺炎」「インフルエンザ脳症」など重篤な合併症をおこすリスクがあります。また周囲への感染力が強いことが特徴です。インフルエンザワクチンは、流行の中心となることが予想される4つの株に対応しています。ワクチン接種は、インフルエンザ発症率を低下させる効果・発症後の重症化予防の効果があります。

    【接種が推奨される方】

    以下の方々は定期接種の対象です。

    • 65歳以上
    • 60~64歳で、心臓や呼吸器・腎臓などに重い疾患のある方

    それ以外は任意接種ですが、すべての方の毎年接種が推奨されます。

  • 肺炎球菌

    肺炎球菌は成人の肺炎を起こす原因菌として最も多く、髄膜炎・敗血症などの重篤な合併症を起こす可能性のある菌です。
    特に高齢者での重症化が問題となっています。肺炎球菌には90種類以上のタイプがありますが、ワクチンは23種類に対応した「ニューモバックスNP®」・13種類に対応した「プレベナー®」があります。

    【接種が推奨される方】
    • ニューモバックスNP®について

    すべての65歳以上の方に対して、5年おきに定期接種の対象となります。
    初回の接種のみ、公費補助の対象となります。

    • プレベナー®について

    COPD・重症喘息など重い呼吸器疾患のある方は、肺炎・重症化予防のために接種をおすすめしております。
    1回接種で効果が生涯持続します。

  • 麻疹・風疹

    風疹(3日はしか)は、熱・しっしん・リンパ節の腫れなどを起こす感染症です。
    特に妊娠初期(おおむね12週まで)の方がかかった場合、「先天性風疹症候群」と言って、胎児に「白内障・心臓病・難聴」などを引き起こす原因となります。麻疹(はしか)は感染力が強く、熱・鼻水・しっしんなどを起こし重症化する場合があります。

    現在は風疹・麻疹単独ワクチンがなく、混合ワクチンの接種となります。
    MRワクチンは通常1回接種でも95%以上の予防効果を持ちますが、2回打つことでより効果が確実となります。

    【接種が推奨される方】

    過去に罹患歴がない、または2回MRワクチンを接種していないすべての方、医療従事者などで抗体価が低い場合には接種が必要です。特に妊娠の可能性のある女性とその配偶者や家族には強く推奨されます。

    大阪府民で以下に該当する方は、抗体価の検査、および抗体価が十分でなかった時のワクチン接種は公費負担(無料)となります。

    1. 妊娠を希望する女性および妊娠を希望する女性の配偶者
    2. 昭和37年4月2日~昭和54年4月1日までに生まれた男性(定期接種の機会がなかったため)

    ※2の方は、ご自宅に郵送されてくるクーポンが必要です。

  • おたふくかぜ
    (ムンプスウイルス感染による流行性耳下腺炎)

    流行性耳下腺炎とも言われ、唾液腺の腫れが主な症状です。
    合併症として髄膜炎が最も多く、小児などでの難聴が問題になっています。
    これらの合併症予防のためワクチン接種は重要と考えられ、2回の接種が推奨されています。

    【接種が推奨される方】

    3歳より前に接種することが勧められます。
    すべての医療従事者にも接種が推奨されます。

  • 帯状疱疹(みずぼうそう)

    子供の頃に水痘・帯状疱疹ウイルス(水ぼうそう)にかかると、治った後もウイルスが体の中に潜伏するようになります。
    その後免疫力が低下することによってウイルスが活動を再開し、痛みやしっしんが現れます。
    後遺症として、しっしんが消えたあとも、長期間、痛みだけが強く残ることがあります(帯状疱疹後神経痛)。
    帯状疱疹の予防には従来からあった水痘・帯状疱疹ワクチン(生ワクチン)と、2020年より認可された不活化ワクチン(シングリックス®)があり、より有効性と予防効果の高い不活化ワクチンの接種を推奨しております。

    【接種が推奨される方】

    50歳以上の方に推奨されています。
    シングリックス®の方でより帯状疱疹発症予防・帯状疱疹後神経痛の予防効果が優れているため、海外ではシングリックス®が推奨されています。ただしシングリックス®は筋肉注射、高価かつ2回接種であるという難点もあります。
    また、免疫抑制状態の方は、生ワクチンは接種できません。過去に帯状疱疹になった方も接種可能です。

ワクチン費用(税込)

インフルエンザワクチン 一般:3,000円
大阪市 公費助成対象者:1,500円
肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP®) 一般:8,000円
大阪市 公費助成対象者:4,300円
肺炎球菌ワクチン(バクニュバンス® 15価結合型ワクチン) 11,000円
麻疹・風疹ワクチン 9,500円
風疹ワクチン 4,000円
大阪市助成対象者:無料
B型肝炎ワクチン
※通常3回接種(1回目~2回目は4週間隔、2回目~3回目は4~5カ月間隔)
4,500円
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) 5,000円
みずぼうそう(水痘)
ワクチン(生ワクチン)
6,800円
帯状疱疹ワクチン
(不活化ワクチン:シングリックス®)
※通常2か月の間隔をあけて2回接種推奨
22,000円

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